オール電化

高気密・高断熱住宅+オール電化のアドバンテージ

高気密・高断熱住宅はもともと省エネルギー性に優れた住宅ですが、これに調理・給湯・暖房にすべて電気を利用するオール電化を導入すれば、その相乗効果により驚くほど快適で安全な暮らしが実現します。
さらに給湯においては、深夜電力と空気の熱を利用するヒートポンプ給湯器「エコキュート」によってエネルギー効率を高め、省エネ効果を高いレベルで達成することが可能です。
今後は、地球環境の問題などから省エネルギーへの取り組みは重要度を増していきます。その中で家庭におけるエネルギー効率の高いオール電化住宅の重要性は高まっていくと思います。

安心、そして安全

オール電化住宅では、火を使うことがないので高齢者やお子様のいるご家庭でも安心して暮らすことができます。また、各部屋の温度差がないので、急激な温度差が引き起こす脳卒中などの事故も未然に防ぐことができます。

省エネルギー

オール電化の環境では、燃焼ガスが発生しないので室内の空気がクリーンで換気も最小限で済み、 水蒸気が発生しない機器の使用により、湿気による建材の劣化も少なく、住宅も長持ちします。
火を使わないことでニ酸化炭素が発生せず、人にも地球にも優しく暮らすことができます。

ヒートポンプ技術の有効性

エコキュートに代表されるヒートポンプの技術は、「ヒートポンプ=熱を汲み上げる」というもので、簡単に言うと空気中にある無数の熱を汲み上げ(移動させて)利用する技術です。
技術的には特に新しいという訳ではなく、20年ほど前にもヒートポンプ方式の給湯器がありましが、当時は冷媒にフロンを使用していました。しかし、近年登場したエコキュートはCO2を冷媒に使用しています。CO2はフロンに比べ地球温暖化への影響が1/1700~1/1500しかありません。
エコキュートは地球の温暖化防止、オゾン層保護にも貢献します。さらに、使用する電力エネルギーの3倍以上のエネルギーが得られ、約90℃もの高温のお湯を作り出すことができます。
現在、家庭用のエネルギーの4分の1を占める給湯のほとんどが直接燃焼によってまかなわれていることを考えると、エコキュートの導入は家庭における省エネルギーに大きく貢献するのは間違いありません。
すでにエコキュートの他にもヒートポンプ技術を使った全自動洗濯乾燥機やエアコンなども販売されていますし、今後はさらに多様な製品が開発されるでしょう。 ヒートポンプ技術は今、大きく発展しようとしている注目の技術なのです。

エコキュートのしくみ(ヒートポンプ技術)